疲労回復効果

「あ~疲れた」。それほど体を動かしているわけでもないのに、疲労感はつのるばかり・・・。このような状態の人は、栄養が偏り体内が酸性に傾いているのかもしれません。お酢を使った料理を取り入れることで、体の中のphが健全になりますので、疲労回復にも役立ちます。

スポーツをする人は、お酢をとりましょう!

激しい運動で大量のエネルギーを消費すると、不完全燃焼した栄養が燃えかすとなって体内に残ってしまいます。この燃えかすが「乳酸」とよばれるもの。乳酸が体内に溜まると疲れを感じやすくなってしまうので、すばやく分解しなければなりません。お酢に含まれるクエン酸には、乳酸を分解するはたらきがあります。ですから、スポーツ後にお酢をとれば、疲れが残りません。激しく体を動かすスポーツ選手が積極的にお酢をとるよう心がけているのは、このような理由があったのです。

お酢のクエン酸が疲れた体に効く!

お酢に含まれるクエン酸は、乳酸(消費されたエネルギーの燃えかす/疲労のもと)を化学反応によって水と炭酸ガスに分解するだけでなく、新たなエネルギーを生み出して疲労感を取り除くはたらきを持っています。さらに、酢の主成分である酢酸は体内でクエン酸に変わるので、お酢だけでも十分に疲労を吹き飛ばすことができるのです。疲れた体にお酢は欠かせません。

お酢+糖質、お酢+豚肉の組み合わせがベスト

1日中パソコンに向かって仕事をしたときなど、頭(脳)が疲れたと感じることも多いはず。脳のエネルギー源は唯一、糖質です。しかし、消化吸収が速い糖質は、血糖値やインスリン血中濃度を急激に上昇させてしまう恐れもあるので注意が必要。こんな場合は、糖質の吸収をコントロールするお酢を組み合わせましょう。さらに「疲労回復ビタミン」と呼ばれるビタミンB1を含む豚肉をプラスすれば完璧。「ご飯、酢の物、豚の生姜焼き」疲労回復ベストメニューはこれで決まり!

疲労回復に効く食材いろいろ

1.穀類の「糖質」

冷やし中華や寿司、ご飯と酢の物、パンとピクルスなど、穀類の「糖質」と酢の組み合わせが疲労回復に役立ちます。お酢に含まれる酢酸が、糖の代謝機能を高めてグリコーゲン(糖分が体内で変化した物質/エネルギーのもと)の補充作用を早めてくれるからです。

2.ビタミンB1を含む食材

豚肉、大豆、ごま、にんにくなどに多く含まれるビタミンB1も、糖の代謝機能を助け疲労回復物質を体内に溜めないようにする働きを持っています。これが「疲労回復ビタミン」といわれる理由。お酢と一緒にこれらビタミンB1を含む食材もとるようにしましょう。

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