減塩効果

塩分のとり過ぎは、高血圧だけでなく心筋梗塞や脳梗塞などの病気を招く恐れががあります。塩味をまろやかにさせ料理に風味をプラスするお酢を使って、減塩作戦スタート!

塩味をまろやかに感じさせる効果で上手に減塩

お酢は、減塩を心がける人にぴったりの調味料。お酢を加えることで、塩味をいつもより強く感じさせる効果があるとともに、料理の味を引き立て風味を増す力があります。塩分をカットした薄味の料理は味気ないものですが、おいしくいただけるのは、このお酢のおかげ。塩分摂取量が多い日本人ですが、お酢を多くとっている地域では塩の消費が少ないというデータがあります。このことからも、お酢が減塩に必要なことが明らかでしょう。
しょうゆの代わりに三杯酢をあえ物に使ったり、煮物のしょうゆや塩を減らし、お酢を大さじ1ぐらい加えるなど、ちょっとした工夫で塩分が減らせます。

毎日、大さじ1以上のお酢で血圧が下がる効果も

お酢を毎日、大さじ1以上摂取していると血圧が低下する。ある研究結果からこんな酢の力が証明されました。
料理に使うなら、きゅうり、ほうれん草などのカリウムの多い食材を使って酢の物にしたり、水溶性食物繊維が多い海藻類や果物などのサラダにドレッシングをかけてみたりと、いろいろ工夫してみましょう。
また、料理だけでなく、はちみつを加えたサワードリンクを取り入れることもおすすめです。飲みにくいときは、オレンジ果汁を加えるなどして毎日続けてみましょう。ただし、お酢をそのまま飲むと胃が荒れてしまうこともあるので、10倍ほどの水で薄めるなどの工夫が必要です。継続は力なり、を実感してみてください。

減塩効果のある食材いろいろ

1.水溶性食物繊維が多い海藻類、果物

ひじきやわかめなどの海藻類、りんごやバナナ、オレンジなどの果物に含まれる水溶性食物繊維も減塩にお役立ち。腸内でナトリウムと結びつき、その吸収を防いでくれます。降圧作用もあるので、高血圧予防にも最適。

2.カリウムの多い食材

食塩(塩化ナトリウム)のとり過ぎで体内に増えてしまったナトリウムの排泄を促してくれるのがカリウム。カリウムは、きゅうり、冬瓜、ほうれん草、ブロッコリーなどの野菜に多く含まれます。

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